ハナコラボSDGsレポート 自分だけの、自分らしい石鹸づくり。身近な化粧品を通じてSDGsを意識するきっかけを与える〈9.kyuu〉 SUSTAINABLE 2021.11.19

ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第51回は、エディター、ライターとして活躍する大場桃果さんが、好きな色や香り、美容成分を自由に配合できるパーソナライズソープ〈9.kyuu〉を取材。実際に石鹸づくりを体験しながら、プロデューサー・菅野沙織さんにブランドに込めた想いについて聞きました。

いざ、パーソナルソープづくりを体験!

SDGs 大場さん

ーー今日は、私も実際に石鹸作りを体験させてもらいます。まずは作り方のこだわりについて教えてください。

「石鹸には製法がいくつかあって、油脂と苛性ソーダが反応した時に発生する熱を利用し、1ヶ月以上じっくり熟成して作る『コールドプロセス製法』というものが昔から一般的です。しかし、それだと危険な薬品を扱う必要があるため、みなさんに体験してもらうことが難しく…。私たちは、湯煎や電子レンジで溶かすだけで誰でも簡単に作れる方法を採用しています。熟成や乾燥の時間がかからず、できたてをすぐに使えるので、アロマの香りを長く楽しめるのも特長です」。

ーー素材はどんなものを使っているんですか?

「植物由来の石鹸素地に、私がセレクトした美容成分を加えました。自分の肌や心のコンディションによって、テクスチャーやアロマを自由にカスタムして作ってもらえます」。

ーー市販のものだと、いい香りだと思っても質感が好みじゃなかったり、逆に効能が魅力的でも香りに惹かれなかったりということがあるので、自由に選べるのはいいですね。

「朝と夜で使い分けるために2種類の石鹸を作る方や、お気に入りのアロマを見つけて、同じ香りだけど成分だけ変えて作る方もいらっしゃいます」。

ーー菅野さんはどんな使い方をしているんですか?

「私は季節によって変えています。例えば夏だったら、スッキリした香りでデオドラント効果のあるものにしたり。アンチエイジング効果のあるアルガンオイル入りのものを洗顔専用として使うこともあります」。

ーーシアバターやカミツレエキス、はちみつなど、いろんな成分を含んだソープベースがあるので迷っちゃいますね…。

「9種類のソープベースと9色のイロソープ、9種類のアロマをそれぞれ選んで作ってもらうのですが、メインとなるベースは肌の悩みに合わせて選ぶのがオススメです」。

SDGs 大場さん

ーーこれからの季節は乾燥が気になってきそうなので、シアバターやマンゴーバター、カカオバターの入った「Triple Butter」にします!イロソープは植物由来の天然の色なんですね。「琵琶」や「苔」、「空」といった色の名前も素敵!私は、自分の名前にちなんで「桃」と、ピンクとの相性が良さそうな「藤」にしようと思います。

「選んだソープを溶かしたら、エッセンシャルオイルを加えます。〈9.kyuu〉のアロマは約3種類をブレンドしたオリジナルなんです。香りを嗅いでお気に入りを探すのもいいですし、自分の生年月日から数秘でセレクトすることもできますよ」。

ーー私の誕生日だと4番ですね。好みの香りだし、せっかくだから4番にしようかな。

「4番は一番人気の香りなんです。優しい森のような香りでリラックスできますよね。溶かしたソープにアロマオイルを加えたら、ベースの完成です。ネコ型のシリコンに入れていきましょう」。

ーー混ぜて、溶かして、入れるだけだから簡単ですね。ちなみに、なぜネコの形なんですか?

「ネコは自由に生きる動物なので、自分らしさを引き出してくれそうだなと思ったんです。〈9.kyuu〉を使う方々にもネコのように柔軟に生きてもらえたらなって」。

ーーなるほど!可愛らしい形で、使うたびに気分が上がりそうです。

Videos

Pick Up