SDGs 品田さん
2020.12.14

第13回 ハナコラボSDGsレポート 原宿にあるヴィーガンビューティーサロン〈whyte〉のヘアスタイリスト・中島潮里さんが、美容室で実践する“7つのルール”。

ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足! 毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第13回は、ナチュラルビューティーハンターとして活躍するシナダユイさんが、原宿にあるヴィーガンビューティーサロン&カフェ〈whyte(ホワイト)〉へ。ヘアスタイリスト・中島潮里さんが日々取り組むことについて話を伺いました。
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原宿の一角にあたたかな陽が差し込むヘアサロン〈whyte〉がある。オープンは朝8時。おいしそうなオーガニック素材のサンドイッチや飲み物を提供してくれるカフェが併設されています。私がこのサロンと出会ったのは、たまたま通りがかりに小腹を満たそうと扉を開いたとき、フロントにいたオレンジヘアが印象的な潮里さんに思わず「インスタでお見かけしたことあります!」とミーハー感たっぷりに声をかけたことが始まり。(それまでウワサには聞いていたので知っていましたが、やはり初めての美容室はハードル高いですよね…!)
「ヴィーガン」という、人間ができる限り動物を搾取することなく生きるべきであるという主義や、オーガニックで農薬不使用なものを積極的に選択してきれいになれることを発信している潮里さんと、このサロンに流れている”あくまで自然体”という空気感やコンセプトに心を動かされた私。通い始めて発見した、美容業界の常識に縛られることなくサステナビリティを追求して実践してきたこと。ここで目にした“環境のことにまで想いを巡らせたアクション”の一部は、私たちの暮らしの中でもちょっとした工夫次第で未来へのやさしい選択に変えていけることを考えるきっかけや、そのヒントになるのではないかと思います。

【潮里さんが実践していること1】カラー剤を塗るときはリユースできるペーパーで。

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繰り返し使えるフィルムペーパーを使用。従来のハイライト施術では50〜60枚ほど出るアルミなどのゴミの削減に。「店舗が出来てから1枚も捨てていません!」(潮里さん)、そう胸を張って仰っていました。

【潮里さんが実践していること2】排水まで考えて環境に配慮したプロダクトを選ぶ。

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生分解性に優れたヘアケア製品や、90%以上の自然由来成分でできたカラー剤。施術で使いきれなかった薬剤を直接排水口に流す美容室がほとんどですが、〈whyte〉ではゴミとして分別するなど徹底しています。「お客様の頭皮に優しいことはもちろんのこと、働くスタッフの手荒れや健康状態にも良い影響を及ぼし、排水による環境への負担も軽減しています」(潮里さん)。

【潮里さんが実践していること3】動物性の成分を含まない薬剤を推奨。

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動物性のケラチンやコラーゲンを含まず、動物実験を行わないカラー剤は、実際に工場も訪ねて信頼している〈HUE〉のものを使用。「動物が好きなので。気になることはメーカーさんに質問し、動物性でなくてもきれいになれるのであれば、積極的にヴィーガンの製品を取り入れています」(潮里さん)。優しい香りも◎。

【潮里さんが実践していること4】お手洗いもペーパーレスに。

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3回目の来店時にふと気づいたことがあります。お手洗い前でさりげなく渡してくれるタオルは、もしやゼロ・ウェイストの「ゴミを出さない」ため?「悩んだ結果、繰り返し使えるものは使っていこうとこの方法にしました」(潮里さん)。

【潮里さんが実践していること5】カフェもヴィーガン。

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カラダによくて、おいしいドリンクを施術中にいただけることも魅力的。その際、フタは繰り返し使えるシリコン製のものを使用し、無駄なプラスチックは使わないようにしているそう。またカップも生分解性に優れたものを選んでいる。「新メニューでヴィーガンプリンが仲間入りしました!ガラス容器なので回収もしています」(潮里さん)。ナッツの食感となめらかなクリームの口どけが絶妙なハーモニーのヴィーガンプリン、ぜひご賞味あれ。

【潮里さんが実践していること6】服も積極的にサステナブルなものを選ぶ。

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いつもおしゃれに気を使っている美容師さん。髪を切っているときに「どこの服ですか?」という会話もしばしば。私も潮里さんからおすすめのブランドを聞きましたが、どれもエシカルやサステナブルな服で興味津々。「セカンドハンドのものや昔買ったものは長く愛用しています」(潮里さん)。この日着ていたのは〈CASA FLINE(カーサフライン)〉。

【潮里さんが実践していること7】持続可能なヘアビューティー(スタイルの)提案。

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理想に近づけるために自分の髪質を無視してオーダーするお客様も。「その人自身が持っている魅力を引き出すこと。クセや気になる部分も”らしさ”として活かすことで、日々のスタイリングがとても楽になります。無理なく自然な姿で髪を労わることが大切です」(潮里さん)。またヘアドネーションもやっているそうなので、気になる人はチェックしてみてください。

はつらつと太陽のような明るさで答えてくれた潮里さん。自身の経験の中で疑問を持った労働環境、環境問題、動物を愛するという全ての気持ちを純粋に、前向きに改善するその姿からは学ぶことがたくさん。ファンが多いのも納得です!ヘアサロンという、それぞれのなりたい姿を叶え、より気持ちよく暮らすためになくてはならない存在に加え、巡り巡って地球が抱える問題まで解決するための着実な行動を起こしている〈whyte〉。来春からはエコグッズなどを取り扱うEC販売も始めるそう(すでに取り扱いのあるエコバックは売上金の全額を森林団体へ寄付するというもので、完売が続いている状況です)。どんなラインナップになるのか、今から楽しみでなりません。

〈whyte〉

●東京都渋谷区神宮前3-27-7
●03-6876-3976
●月・水〜金8:00〜20:00、土日8:00〜19:00 火曜休
https://whyte.tokyo/

シナダ ユイ
シナダ ユイ / ハナコラボ/SDGsレポーター

「オーガニックコスメやサステナブルなモノづくりの現場を追いかける「ナチュラルビューティーハンター」として活動。Instagram(@naturalbeautyhunter131)では、気まぐれ・気ままな美容レポートを更新中。」

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