BARをもっと、カジュアルに。 【番外編】北海道バーホッピング3選〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜 LEARN 2022.01.10

お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第38回目は番外編!旅先でのバーの楽しみをお届けします。訪れたのは、北海道・札幌市。地元愛が強い札幌ならではのバーをホッピング。

3軒目は…〈kinoole〉

【番外編】北海道バーホッピング3選〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜

マネージャー・寺川 聖さん
■バーテンダー暦:4年半
■生年月日:1986年3月12日
■星座:魚座
■血液型:AB型
■趣味:音楽と服。
■札幌の個人的おすすめ店:〈たけ江鮨(寿司)〉

続いては、道外でもその名が知られるクラフトジンの専門店へ。おしゃれな従兄弟の屋根裏部屋におじゃましたような居心地よい空間で、バーテンダーの寺川さんがお客様それぞれに合わせたジンを提供してくれます。

【番外編】北海道バーホッピング3選〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜

Q.こちらのバーの特徴を教えてください!

寺川さん「クラフトジンの専門店です。ジン専門店はジントニックで出されることが多いですが、ここはカクテルでも出しています。僕は前職では古着のバイヤーをやっていて、音楽も好きなんですが、カクテル作りは音楽やファッションと似ているところがあるんです。音楽って周波数の違うところに音を置いてきて1つの曲にしたりしますが、ジンも音階や音色みたいなものあるように思うんです。カクテルにするときは”香りのコード”を変えて味を作るようなことをイメージしています。これはジンだからできることだなと思うんです」。

Q.ジンの魅力はなんですか?

寺川さん「知り合いのお店を引き継ぐ形でバーをはじめて、いまでこそ160種類くらいのジンがありますが、オープン前は10種類を集めたところから始めたんです。その中で飲んだオランダの『VL92 GIN』にものすごい衝撃を受けて、そこからクラフトジンにはまりましたね。音楽だとBGMって1曲みんな同じものをみんなで聞いて同じバイブスになるものですが、バーテンダーってそれを1人1人に対してできるんですよ。違う文脈にいる人たちそれぞれに提案をして、最終的になにか気持ちを変えてもらう。それぞれに個性があるジンはそれがやりやすいので、自分には向いていたなと思います」。

Q.旅先でのバーの楽しみ方を教えてください。

寺川さん「僕はバーに行くための旅をしたりもしますが、1軒目に行くところは決めておいて、そこでまた2軒目にいざなってもらうというのが面白いなと思っているんです。お酒は丁寧に飲んでいけば、何軒か回れるので、決めすぎないのがよいかなと。すすきのはエリアあたりのバーの数が日本で2番目の多さで、50年とか続いている老舗も結構あるんです。街としてもコンパクトで、札幌すすきの大通りにまたがる3つの駅の中に昼から夜まで遊べる場所がまとまっています。バーカルチャーと飲食の街なので、バーホッピングの旅をするなら札幌がおすすめですね」。

寺川さんのいるバーはここ。

【番外編】北海道バーホッピング3選〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜

札幌有数のクラフトジン専門店。ロフトに置かれた150種類を超えるジンのコレクションから、季節によってセレクトしたジンや、漬け込みしたジンがカウンターに並ぶ。アートやよい音響システムが置かれ、オーナーの趣味を感じられる空間。

■北海道札幌市中央区南5条西5丁目10番 福井会館2階
■18:00〜翌2:00
 ※状況に応じて営業時間は変更になります。

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