金子さん連載 第15回
2021.06.30

第15回 憧れは、バレリーナのような美しさ。 『カルメン』『ドン・キホーテの夢』の舞台裏に潜入。バレリーナのメイク事情は必見!【バレリーナ金子仁美のきれいなカラダのつくり方】

バレリーナ金子仁美さんが、ベールに包まれたバレリーナの生活と、日常でできる簡単ストレッチやトレーニングをご紹介します。第15回は特別編!先日、行われた舞台『カルメン』『ドン・キホーテの夢』の裏側をリポートします。(記事トップ画像:©︎JPD)
©︎JPD
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こんにちは、金子仁美です。暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか?いつもはトレーニングやストレッチをご紹介していますが、今回はスピンオフ企画として、6月18日(金)~6月20日(日)に上演した〈東京バレエ団〉の『カルメン』『ドン・キホーテの夢』公演の舞台裏をお届けします。さっそくいってみましょう!

〈東京文化会館〉のメイク部屋に潜入!

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ここが〈東京文化会館〉のメイク部屋(私も鏡越しにひそかに映っています)。そして2枚目がメイクさんのメイク道具一式になります。バレエの舞台メイクは通常のメイクと違い、影をつくることが重要です。客席と舞台はどんなに近い席でも距離があるので、顔を立体的に見せる必要があります。
実は舞台メイクといっても、バレエ団ごとに特色があるんです!〈東京バレエ団〉は結構薄め。いまのメイクになったきっかけは、2012年のギリシャ公演で共演したシルヴィ・ギエムさんの一言。「あまり線を描きすぎると立体感がなくなってしまい、表情が平べったく見えてしまう。茶色のシャドウなどをぼかして使うことで、自分の顔がより立体的に見えるし、そのほうがお客様に伝わるよ」とアドバイスをいただきました。そのためメイクさんの道具もよく見ると、茶色のシャドウが多めに揃っています。

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これは先輩の伝田陽美さんのメイク道具。なんと今回使うのはこれで全部。とってもシンプルです!そして、舞台の合間に食べる必須アイテムも映っています(笑)。

特殊メイクをご紹介

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メイクには例外も。人間ではない役や特殊な役を演じる場合は全然違うテイストになります。こちらは『ドン・キホーテ』に登場するガマーシュ役の鳥海創くん(左)と、キューピッド役の足立真里亜ちゃん(右)。ガマーシュはお金持ちでちょっと変わり者という設定です。キューピッドは皆さまご存知、あの愛を結ぶキャラクターです。

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このような特殊メイクやカツラがある場合はヘアメイクさんにやってもらいます。ガマーシュに変身中の創くん、素顔はイケメンです!

©︎Shoko Matsuhashi
©︎Shoko Matsuhashi

ちなみに、これは私が昨年『ドン・キホーテの夢』で主役のキトリを踊らせていただいたときの写真です。キトリと恋人のバジルは人間なので、普通のメイクに近いです。

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さらに、今回の舞台ではこんなメイクも!先輩の加藤くるみさんです。『カルメン』で主役カルメンをとりまく女性たちの役ですが、まるで仮面をかぶっているようなメイクです(特殊メイクでも美しい…)。

以上、〈東京文化会館〉の舞台裏からお届けしました。(恒例の「おまけの1枚」はお休みさせていただきました。ごめんなさい!)また来月お会いしましょう。暑い季節、皆さまこまめな水分補給を忘れないでくださいね。

金子 仁美
金子 仁美 / バレリーナ

「群馬県出身。6歳からバレエを始め、2011年に〈東京バレエ団〉入団。2012年、子どものためのバレエ『眠れる森の美女』で初舞台を踏む。現在、ソリストとして活躍中。」

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