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2019.08.01

第16回 連載「拝啓、〈星〉へいらっしゃいませんか?」/第16回 ガイドブックには載らないシンガポールの名ホーカー〈Chomp Chomp Food Centre〉へ。どの屋台も、本当においしい!

第16回は、ローカルの間で有名!なのにガイドブックには載らないホーカーセンター(屋台)をご紹介。ミシュランの星とり屋台含む美食屋台が並びます。地元民にまざって、屋台飯つまみにビールで乾杯!

シンガポール国民の台所的存在「ホーカーセンター」

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シンガポールを旅するなら、国民の台所的存在である「ホーカーセンター」へ足を運んでいただきたい。屋台が集まるフードコートで、国内のいたるところにあります。今回ご紹介するのは、ローカルの人びとの間で有名な〈Chomp Chomp Food Centre〉。ミシュランの星とり店を2軒擁する美食屋台ぞろいの「ホーカーセンター」なのですが、観光本にはほとんど掲載されていません。

不掲載の理由として推察されるのは、アクセスの悪さ。電車の駅が近隣になく、公共交通機関ではバスでしか行けない場所なんです。が、タクシーやシェアライドを利用すれば市内から約20分と、意外に行きやすい。

ローカルに人気高い〈Chomp Chomp Food Centre〉とは。

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さて、おすすめ屋台をピックアップする前に、〈Chomp Chomp Food Centre〉について簡単にまとめます。

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1960年代に現在の場所の向かい側に建てられ、1972年に現地へ移されました。このとき、すでにおいしい屋台が多いことで人気があったことから、「むしゃむしゃ食べる」を意味する英語のオノマトペ「chomp chomp」と、「忠誠・正しさ」を意味する中国語の「tiong toing(潮州)/zhong zhong(北京)」の、英中、両義を持たせた「Chomp Chomp Food Centre」と名づけられたのだそう。その後、何度か改装を重ね、現在の屋根つき、扇風機つきの快適な「ホーカーセンター」となりました。

おすすめの屋台とメニューをご紹介!

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たくさんの屋台が軒を連ねているのですが、必食は星とり屋台である〈亜福炒福建虾面〉の「ホッケンミー」と、〈忠忠沙爹〉の「サテ」。
…が、お詫びを。写真を撮ろうと訪れた日、〈忠忠沙爹〉がイレギュラーの店休(涙)。タレに漬け込んだポークとチキンをほどよく火入れし、柔らかく仕上げた串焼き、ビールと合わせたかった。。。

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気を取り直して、〈亜福炒福建虾〉へ。「ホッケンミー」とは焼きそばの一種で、黄色い卵麺と白いビーフン麺を使います。

「ホッケンミー」は油分が重く感じられるものが多いのですが、同屋台のものは舌触りが軽やかで、エビ出汁の芳醇な香りが楽しめます。

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この一皿のためだけに訪れるファンもいるくらいの人気ぶり。夕飯どきだったため、この日も「45分以上かかるよ」(!)と店主。

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が、牡蠣オムレツやキャロットケーキ(大根もちのようなもの)、チキンウィングをつまみにビールを飲んでいれば、小一時間はあっという間でした。

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そうそう、このローカルビール〈Tiger〉のラベルは、7月にリリースされたばかりの限定版。シンガポールを代表する20地区の、町名とエリアの象徴的な建物がイラストに。〈Chomp Chomp Food Centre〉は、Serangoon地区のアイコンとして描かれています。

7人で20種コンプリートを目指しましたが、あえなく7種類で打ち止め。続きは〈忠忠沙爹〉のサテを食べに再訪した際に挑戦予定です。

なお、〈Chomp Chomp Food Centre〉は、営業スタートが夕方以降。一般的なホーカーセンターは朝食の時間帯に開店し、夜早めに店じまいすることから、初来訪の際、事前に何も調べず昼時に行ってしまって、「やってない!!」と涙を飲みました。遠いぶん、ガッカリ度は結構なもの。みなさんも、どうぞお気をつけください。

〈Chomp Chomp Food Centre(チョム チョム フード センター)〉

■住所:20 Kensington Park Road, Singapore 557269
■アクセス:MRT Circle Line(黄色)「Lorong Chuan」駅より徒歩約25分。Serangoon駅、Ang MoKio駅から目の前の停留所までのバスを利用することも可能だが、タクシー等が便利。
■営業日・時間:16:00〜24:30 ※屋台によって異なる場合あり
■定休日:無休 ※屋台によって異なる場合あり
■公式サイト:chompchompfoodcentre.business.site

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T. Ayako
T. Ayako / フリーランスエディター

「シンガポール在住の元Hanako編集者。シンガポールの街づくりには風水が意識されている、と聞いてはいましたが、知れば知るほど興味深い。邪気を放つと言われる、とんがったデザインを持つ建物の隣には、邪気をはねのけるとされる六角形の窓が配されたビルがあるなど。風水視点での散策にハマっています。」

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