シンガポール HEART OF DARKNESS
2019.10.30

第19回 連載「拝啓、〈星〉へいらっしゃいませんか?」/第19回 クラフトビールブームがシンガポールにもやってきた!アクセス良好なクラフトビール専門店3軒

第19回は、シンガポールのグルメシーンで話題のクラフトビール。世界で起きたクラフトビール・ブームが、ついにシンガポールにもやってきました。インポートブランドや自家醸造など、ドラフトで楽しめる場所が増えつつあります。

アクセス良好のビールを楽しめるおすすめ店を3軒ピックアップ!

通年で暑いシンガポール。ここで飲むビールは、控えめにいっても最高です。シンガポールでビールといえば自国銘柄の〈Tiger〉が有名ですが、ここ最近、クラフトビール熱が高まっていて、グロサリーの棚やレストランのメニューにも、馴染みのない名前のビールが並んでいることが増えました。アメリカやオーストラリア、英国で起きたクラフトビール・ブームが、香港やベトナムに移り、その波がシンガポールにもやってきた、という流れ。クラフトビールの輸入量が増えているのはもちろん、シンガポール国内にブリュワリーが造られ、醸造所で飲める、なんて場所も現れています。

シンガポールでは人気に一気に火がついた形なのですが、その理由について、識者は「ここ数年でシンガポールでもサードウェーブ・コーヒーがブームとなり、『自分が口にするものが、どこで、どのように作られているのか』に興味を持つ若者が増えていたことがベースとなっていたからでは」と予想。なるほど。というわけで、シンガポールのクラフトビール屋台の草分け的存在の店から、自家醸造ビールが飲める店、ベトナムからやってきた新星など、アクセス良好のおすすめ店を3軒ピックアップします。

1.〈SMITH STREET TAPS〉

シンガポール SMITH STREET TAPS

まずご紹介したいのがクラフトビールだけを専門に扱う屋台〈SMITH STREET TAPS〉。ここのすごいところは、屋台という環境でありながら、バーさながらの品質管理がなされたクラフトビールを提供し、しかもドラフトを約20種も扱っていること。各国のインポートブランドやシンガポールのローカルブランドなど、幅広くラインナップしています。

シンガポール SMITH STREET TAPS

オープン当初は、クラフトビールの存在自体がシンガポールにまったく浸透しておらず。リーズナブルに飲食できる国民の台所であるはずの屋台形式で、やや高額なクラフトビールを提供する同店は、かなり異質な存在だったそう。とはいえ、通な銘柄をお目当てに、いまでは週末になるとこの屋台周りにはビールグラスを片手ににぎわう人だかりができています。楽しいムードが相まって、ビールがいっそうおいしく感じられるはずです。

シンガポール SMITH STREET TAPS

クラフトビールに対するスタッフの熱量も相当なもの。銘柄に詳しくなくても、親切かつフレンドリーに相談にのってもらえるのでご安心を。

〈SMITH STREET TAPS(スミス・ストリート・タップス)〉
■Blk 335 Smith Street, Chinatown Complex #02-62, Singapore 050335
■MRT North East線(紫)またはDowntown線(青)の「Chinatown」駅より徒歩約5分
www.facebook.com/smithstreettaps

2.〈ON TAP〉

シンガポール ON TAP

続いては〈ON TAP〉。こちらも屋台形式のお店なのですが、同店では自家醸造ビールを提供しています。飲み口の軽いピルスナーや、パンチのきいたIPAなど、メニューは常時7〜8種。

シンガポール ON TAP

お味がおいしいのは言わずもがななのですが、さらに嬉しいことに、酒税の関係でアルコール類が高いシンガポールにあって、ON TAPでは6ドル(約480円)台からラインナップ。この国でクラフトビールのドラフトを飲むなら、どこよりも安いと言っても過言ではありません。

シンガポール ON TAP

「営業は何時まで?」と尋ねると、「何時まで開けていて欲しいの?」と、禅問答のような返事をしてくれる名物おじさんスタッフ(ほぼ常駐。いない日もあるけれど)とのおしゃべりも楽しくて、足繁く通っています。実は先の〈SMITH STREET TAPS〉と同じ建物(しかも数軒隣)にあるので、ぜひ、両方覗いてみてください。

〈ON TAP(オン・タップ)〉
■Blk 335 Smith Street, Chinatown Complex #02-75, Singapore 050335
■MRT North East線(紫)またはDowntown線(青)の「Chinatown」駅より徒歩約5分
www.facebook.com/ontapcraftbeers/

3.〈HEART OF DARKNESS〉

シンガポール HEART OF DARKNESS

最後は今年オープンした新顔〈HEART OF DARKNESS〉。ベトナム・ホーチミンの人気ブリュワリーがシンガポールに出店し、自社ビールとローカルビール合わせて30タップと、シンガポールでもっとも多いタップ数を誇ります。

シンガポール HEART OF DARKNESS

ベトナムコーヒーなど本国の素材を使ったユニークなスタウトもあれば、〈SMITH STREET TAPS〉などシンガポールの人気クラフトビール店とコラボレートした限定フレーバーなどもあり、メニューがとても面白い。

シンガポール HEART OF DARKNESS

小グラスで4種または6種選べる〈FLIGHT OF 4(6)〉で、気になるものをちょっとずつ味わうのがおすすめ。

シンガポール HEART OF DARKNESS

〈HEART OF DARKNESS(ハート・オブ・ダークネス)〉
■55 Tras Street, Singapore 078994
■MRT East West線(緑)「Tanjong Pagar」駅より徒歩約2分
heartofdarknessbrewery.com

シンガポール HEART OF DARKNESS

このほかにも醸造所併設バーやマニアックな隠れ家店がたくさん。ただ、市内から遠かったり、わかりづらかったり。。。なので、こちらは第2弾として、別途レポートしようと思っています。日本は秋が深まってきたころでしょうか。夏とキンキンに冷えたビールが恋しくなったら、ぜひ、遊びに来てくださいね。

☆第18回「個性派ベーカリー続々!シンガポールのおすすめベーカリー5選。」はコチラ!
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T. Ayako
T. Ayako / フリーランスエディター

「シンガポール在住の元Hanako編集者。シンガポールの街づくりには風水が意識されている、と聞いてはいましたが、知れば知るほど興味深い。邪気を放つと言われる、とんがったデザインを持つ建物の隣には、邪気をはねのけるとされる六角形の窓が配されたビルがあるなど。風水視点での散策にハマっています。」

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