ハナコラボ パートナーに聞いた! 働く女性の愛用品「毎日使う洗剤は、容器も成分も環境にやさしいものを。」/サスティナブルライフテラー・小竹あかりさん LEARN 2021.02.24

仕事を頑張る上で欠かせない、持っているだけで気分を高めてくれるアイテムってありますよね。この連載では、ハナコラボ パートナーたちが愛用しているマストアイテムをご紹介。今回は、サスティナブルライフテラーとして活躍する小竹あかりさんに話を聞きました。

今回、愛用品を紹介してくれるハナコラボ パートナーは…

愛用品 小竹さん

名前:小竹あかりさん(こたけ・あかり)
職業:サスティナブルライフテラー
年齢:28歳

小竹さんは会社員として働く傍ら、サステナブルな暮らしに関する情報を発信する「サスティナブルライフテラー」として活動する。「本格的に活動を始めたきっかけは、2019年から2020年にかけて起きたオーストラリアの森林火災。たまたま火災前に旅行で訪れていたこともあり、映像を観たときはとてもショックでした。そんな中、インスタグラムである風刺画を見つけたんです。内容は“火災でコアラなどの動物はかわいそうだと思うのに、なぜ豚肉や牛肉はおいしそうに見えるのか”というもの。生き物はみな平等なのに、世界では無意識に差別が起きている。色々調べてみたら、環境問題と畜産がつながっていることを知り、世界に差し迫った問題であるということを実感しました」。

こうして昨年の春から、インスタグラムで日々の生活に取り入れたサステナブルなネタを発信し始めた小竹さん。「“ゴミを減らそう”、“お肉を減らそう”と主張するだけでは、人はなかなか受け入れにくい。環境問題に興味がない方でも取り入れやすいよう、楽しみながらできることを伝えるようにしています。また、情報を発信するということは責任が伴うこと。畜産が環境問題に影響しているといっても、さまざまなデータや考えがあるため、多角的な視点で考えることを意識しています」。

自身の活動がきっかけで、環境問題に関する情報を発信する企業〈Ekolokal〉やオンラインコミュニティ〈GreenTEA〉の運営にも携わるように。「基本的に平日は会社員として働き、サスティナブルライフテラーとしての活動は平日の夜や土日に。〈Ekolokal〉はエコ活動がしたいと思う人をサポートする企業。ボランティアで、SNSの更新やイベントの企画のお手伝いをしています。一方、〈GreenTEA〉は環境問題に関する情報を共有するコミュニティ。参加メンバーの取り組みや署名活動をSNSで発信しています。2つとも始まったばかりの企業や団体。これからさらに飛躍していけるようお手伝いができればと思います」。

今後の目標は?「興味がない、もしくは興味があるけど何からすればいいのかわからないという方が多いのが現実です。私もいまでこそ積極的に活動していますが、ここ1年で徐々に生活を変えていったから。環境問題に意識をもってくれる方が増えるよう、これからも初心を忘れずに取り組みを続けていきたいと思います」。

サステナブルな暮らしに欠かせないアイテム。

「日常生活から少しずつエコな取り組みを始めて、愛用アイテムも変わりました。ただ環境にやさしいだけではなく、成分が肌にやさしかったり、見た目がかわいかったり。+αでうれしいポイントがあるので、初心者の方でも楽しく取り入れられると思います」。

容器も成分も環境にやさしい、自然由来の洗剤。

上から〈エコストア〉の「デリケート&ウールウォッシュ おしゃれ着用」、「ディッシュウォッシュ リキッド 
レモン」。
上から〈エコストア〉の「デリケート&ウールウォッシュ おしゃれ着用」、「ディッシュウォッシュ リキッド
レモン」。

〈エコストア〉の洗剤は、動物実験をしないなど、地球にやさしい方法で作られたもの。「容器はリサイクルができるサトウキビ由来のプラスチック。詰め替え容器を使っていてもどうしてもゴミが出てしまうものですが、〈エコストア〉は量り売りをしてくれる店舗があるので安心です。また、赤ちゃんにもやさしい植物由来の成分なので、肌荒れなどのトラブルもありません」。

外出するときは、コンパクトになるシリコンカップをバッグにIN。

愛用品 小竹さん

「〈stojo(ストージョ)〉の「ポケットカップ」は、折りたたみできるシリコンカップ。バッグの中でかさばらないので重宝しています。外出するときはお茶や水を入れたタンブラーと折り畳んだ〈stojo〉のカップを持ち歩き、出先でカフェに立ち寄ったときなどに使用。ナッツなどのお菓子を入れるときも。自宅には2色あり、休日は夫と一緒に使っています」。

エコ&食材を長持ちさせる蜜蝋ラップが大活躍!

愛用品 小竹さん

蜜蝋ラップとは、アイロンで布に蜜蝋を染み込ませて作るエコなラップ。「市販のラップはプラスチックでできているため、基本的に使い捨てになってしまい、環境への負荷が大きいです。一方、蜜蝋ラップなら水で洗えば何度でも再利用できますし、捨てたとしてもプラスチックではないので問題なし。写真はいただきものですが、自分でも簡単に作れるのでおすすめです。また蜜蝋は抗菌・保湿効果があるため、食材を長持ちさせる効果も。その日の残り物を入れたお皿にはシリコンラップ、生野菜やパンには蜜蝋ラップと使い分けしています」。

【今月の日常の一コマ】休日は夫とコーヒーとヴィーガンケーキを用意してカフェ気分。

写真はヴィーガン仕様のキャロットケーキ。
写真はヴィーガン仕様のキャロットケーキ。

最近はコーヒーとケーキを用意して、自宅や公園でのんびり過ごしているそう。「夫が豆を挽いて淹れてくれたコーヒーは本格的でおいしい!ケーキは私の担当で、卵や乳製品を使わずヴィーガン仕様で作りました。昨年の夏頃から環境問題がきっかけでプラントベースの食生活を始めましたが、肌の調子がよく、いまでは健康や美容目的も含めて続けています。夫はヴィーガンではないので、2人のバランスを取りつつ、普段の家での食事は肉や卵、乳製品が好きな方でもおいしいと思ってもらえるようなメニューを目指しています」。

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