Hanako Beauty「あのコスメが生まれた理由」 マスクの肌トラブルは“美肌菌”が解消のカギ?〈資生堂〉から「d プログラム」が生まれた理由。 LEARN 2020.08.09

Hanako本誌連載「Hanako Beauty Skin Care あのコスメが生まれた理由」を掲載。今回は〈花王〉からスカルプ美容「ines」が生まれた理由をご紹介します。

毎日のバスタイムで頭皮から気分をリフレッシュ。

左から、バランスケア、アクネケア、モイストケア/美肌菌に着目した化粧水と乳液。バランスケアは、水分と油分を調整。アクネケアは、大人のニキビを防ぐ。モイストケアは、保湿力重視。各ローション MB 125ml 3,400円、エマルジョン MB 100ml 3,700円 ※全て[医薬部外品]8月21日発売(資生堂インターナショナル 0120-81-4710)
左から、バランスケア、アクネケア、モイストケア/美肌菌に着目した化粧水と乳液。バランスケアは、水分と油分を調整。アクネケアは、大人のニキビを防ぐ。モイストケアは、保湿力重視。各ローション MB 125ml 3,400円、エマルジョン MB 100ml 3,700円 ※全て[医薬部外品]8月21日発売(資生堂インターナショナル 0120-81-4710)

外出時はマスクをするのが常識になった今、マスクのせいでニキビができた、肌が荒れた、と嘆く人が増えている。その原因を、資生堂ジャパンスキンケアマーケティング部の小池絹江さんに訊いてみた。「マスクと肌の間は高温多湿で、肌に悪影響をもたらす常在菌や、呼気から肌に移った口腔内雑菌が繁殖しやすい状態。しかも温度が高いせいで皮脂の分泌が活発になるため、皮脂をエサにするアクネ菌が増えて、ニキビができると考えられます。肌荒れに関しては、マスクがこすれて肌表面の角層がはがれ、バリア機能が低下している可能性が高いです」

肌に菌がいるなんて、ちょっと不安かも。無菌にしたら、肌が健康になるのでは?「まず無菌にするのは無理だし、実は菌の中には、美肌に欠かせない〝美肌菌〞も存在するんですよ。資生堂では約50年にわたって敏感肌の研究をしています。その一環として健康な肌と敏感肌とで表面にいる菌を比較したところ、健康な肌の人は、アクネ菌に対して表皮ブドウ球菌の割合が多いことが判明したんです。表皮ブドウ球菌が少ない人は、肌の水分が少ないし、赤みが出やすい、ということも分かっています」

人の肌にいる菌の種類とその比率は千差万別。その中で表皮ブドウ球菌に代表される〝美肌菌〞と称されるグループは、肌のバリア機能強化に役立っていると言う。「美肌菌は肌表面で保湿成分グリセリンを作り、バリア機能強化にひと役買っています。美肌菌は24時間365日スキンケアしてくれる、美肌にとっての強い味方。マスクなどによるデリケート肌をケアするには、美肌菌を助けるようなスキンケアが大切なんです」そこで資生堂では、美肌菌に着目して新しいスキンケアプログラムを開発。

来る8月21日に、デリケート肌対応ブランド「d プログラム」のベーシックスキンケアとして製品をリリースすることに。「d プログラムのベーシックケアには、混合肌向けや乾燥肌向け、ニキビケア用など悩み別に5ラインがあります。8月に出るのは、美肌菌に着目した新成分を取り入れた化粧水と乳液です。デリケート肌用スキンケアというと、乾燥や赤みなどのマイナスをゼロにするものがほとんど。でもd プログラムはより積極的に美肌を目指すべく、マイナスをプラスにするスキンケアをモットーにしています。マスク生活で肌トラブルが起きて凹んでいる人も、以前より美しい肌になって前向きな気持ちになれるよう、d プログラムを通じて応援できれば幸せです」

動画で〈花王〉独自のマッサージメソッドも。

スクリーンショット 2020-08-03 18.12.13

資生堂では、2020年6月9日から11日までの間、敏感肌意識のある20代から40代の女性100名を対象にWeb調査を実施。マスク着用によって、肌トラブルが増えていることが明らかに。

スクリーンショット 2020-08-03 18.12.21

2.新化粧水と乳液が肌に合うか確認したいという人には、約1週間分を試せるセットがおすすめ。dプログラム バランスケア セット MB [医薬部外品] 1,000円(資生堂インターナショナル)

Brand Profile/「d プログラム」

「d プログラム」は1997年に誕生。「ときどき敏感肌から、なりたい肌へ」をモットーに、環境の変化や生活リズムの乱れなどによって繰り返す肌荒れをケアする。5種類のベーシックケアのほか、バリアシリーズ、ベースメイクライン、洗顔料などがそろう。全品低刺激設計を採用。

(Hanako1187号掲載/photo:MEGUMI styling:Momoko Miyata text:Yumiko Kazama cooperation:AWABEES)

Videos

Pick Up