絶品和食に思わず感嘆! 鎌倉に、京都の人気店〈朝食喜心〉がオープン!鎌倉散策のスタートは、鎌倉らしい朝ごはんがおすすめ。 LEARN 2018.06.23

鎌倉・佐助に、京都に続いて〈朝食喜心〉がオープン!まさに鎌倉らしい和朝食は、散策のスタートにおすすめ。Hanako『老舗も、新しい店も。ずっと、のこってほしい場所 鎌倉遺産。』「鎌倉食材をふんだんに使った「一飯一汁」の朝ごはん。」よりお届けします。

喜心ではじめる、鎌倉の一日

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ここ最近、実力派レストランやカフェのオープンで注目を集めている、ローカルな商店がある西口エリア。今春、お目見えした〈朝食喜心 kamakura〉も、鎌倉の〝ネオ遺産〞の呼び声が高い一軒だ。

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古くから受け継がれてきた文化や、土地に根ざした食材を大切にした〈朝食喜心〉が、京都に続いて鎌倉にオープン。「一日の始まりに、朝食をきちんと食べてほしいですね」と料理長。ゲストが席に着いてから土鍋を火にかけ、それぞれの朝食時間がスタートする。献立の監修は、京都の名店〈草喰 なかひがし〉が生家の料理家・中東篤志さん。〝一飯一汁〞がベースの和朝食を提案する。

この日の一品目は、毎朝レンバイ(鎌倉市農協連即売所)などで買い付ける野菜を10種以上使ってサラダ仕立てに。

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料理はすべて「喜心の朝食」2,500円から。一品目は、向付「本日の地野菜」。軽く塩でもんだりさっとゆがいたり、素材ごとに仕事がなされている。

椎茸と昆布ダシ、紅芋酢を合わせたドレッシング代わりの爽やかなジュレも美味。

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炊きたての“煮え花”から数回に分けて、おこげまで味わえる。

炊き上がりが待ち遠しい土鍋ご飯は、お米からご飯に変わる瞬間の〝煮え花〞をひと口食べ、ジューシーさと甘い香りを味わう。その後、蒸らしてから少量ずつ、変わりゆく食感や香りを堪能するのが醍醐味だ。ご飯と並ぶ主役が汁物。

「鶏と地野菜のみそ汁」
「鶏と地野菜のみそ汁」

大きな椀に、大ぶりにカットして炊いた大根と鶏肉を合わせ、新玉葱のスライスと木の芽をトッピング。ごろりと入った具も汁もたっぷり。汁物は4種類から選ぶ。

「大根料理発祥の地にちなみ、軟らかく炊いた大根を用いた味噌汁をぜひ」。みずみずしい大根と味噌の風味がじんわりと口に広がる。ほかに、建長寺に由来する「けんちん汁」なども。続いて地元で揚がった魚の料理がひと皿。

本日の魚「鰆の味噌漬け杉板炭火焼き」
本日の魚「鰆の味噌漬け杉板炭火焼き」

杉の香りをまとった「鰆の炭火焼き」がご飯をまた誘う。「喜心とは、食事を作ることも食べることも修行という禅の教え。心も喜ぶ朝食を摂り、鎌倉散策を楽しんでほしいです」

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器は全国にファンをもつ鎌倉のギャラリー〈うつわ祥見〉からセレクト。

〈朝食喜心 kamakura〉
■神奈川県鎌倉市佐助1-12-9 
■0467-37-8235
■8:00~14:00LO、金土日18:00~22:00LOは、お酒と肴を楽しむ〈喜心bar 〉として営業。イベント時のみティータイムオープン 木休 
■18席/禁煙 

Hanako『鎌倉遺産。』特集では、鎌倉のおいしいお店を多数ご紹介しています。

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(Hanako1158号掲載/photo : Kenya Abe text : Yumiko Ikeda)

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