夏におでんがイケる! 酒の肴にもぴったり!名物あったか「おでん」がある東京のおすすめ店3軒 FOOD 2018.06.09

熱々のおでんを冷たーいお酒でキュッとしめる…夏のおでんが意外とイケる!Hanakoセレクトのおでん屋さん3軒で至極の一杯を。暑さを忘れてとことん飲んじゃいましょう!

1.一家で受け継ぐ味。〈食事処 まえ田〉/浅草

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明治42年に茶屋として開店。店頭で作るおでんと牛すじ煮込みは、店を営む前田一家が受け継ぐ味。「おでんは代々の好みで味が変わってきた。

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先代はかなり濃かったけど、今は薄め」と4代目の幸子さん。その通りしっかりダシが染みているが、厚めの大根にふわふわのはんぺんと、素材の味がいきいき。牛すじ煮込みの中は大ぶりにカットしたスジとコンニャクのみ。濃すぎずホロホロっと味わい深い。
茶色いザラメと醤油で煮込む「牛スジの煮込み」550円は父の直伝。

(Hanako1144号P37掲載/photo:Akiko Mizuno, Shinichi Yokoyama (Asada,Sankaku,Maeda) text:Wako Kanashiro

2.澄んだダシが美味の決め手〈ばりき屋〉/学芸大学

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「おでんの味はダシで決まる」からと、ここでは利尻昆布と雑味の少ない本枯節、干椎茸だけを使う。

タネには武蔵小山〈柳屋蒲鉾店〉のしゅうまい巻きや、ニラ玉など個性派も登場。これらに合わせるなら、生レモンを1週間漬け込んだ自家製レモンサワーを。

大根、ワカメ、ちくわぶ、ハンペン、高野豆腐各150円
大根、ワカメ、ちくわぶ、ハンペン、高野豆腐各150円

継ぎ足すことなく毎日、新しく引く澄んだダシは風味がよく、〆はダシ茶漬で楽しむ人も。

(Hanako1146号:掲載photo : Kanako Nakamura text : Kimiko Yamada)

3.名古屋の名店が東京に初上陸〈鶏だしおでん さもん〉/中目黒

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東横線中目黒駅の高架下に700メートルにわたり個性的な店が連なる中に、名古屋おでんの名店が初上陸。深夜3時まで営業しているので、最後の一軒としても最適。

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じわっと鶏だしがしみ込んだ大根や名古屋コーチンの半熟卵など芯から温まりそうなおでんが並ぶ。手羽先やぼんじりなどの鶏串おでんはコラーゲンがしみだして、さらに濃厚なだしに。

右から大根280円、ねぎ薩摩げ290円、はんぺん250円(各税込)
右から大根280円、ねぎ薩摩げ290円、はんぺん250円(各税込)

トマトや水菜、車麩などの珍しい具材も。締めにはおでんだしをかけたおでんやの名古屋コーチン卵かけごはん680円(税込)をどうぞ。

(Hanako1146号掲載/photo : Mao Yamamoto text : Noriko Maniwa)

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